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鉄道写真フラッシュ撮影について

鉄道写真の撮影者の間ではあまり知られていないようなのですが 実は重大な問題を引き起こす可能性のあるフラッシュ撮影について書いてみたいと思います。

フラッシュ撮影が危険である理由

鉄道車両などをなるだけよい形で撮ろうと考えると うっかりフラッシュを焚いて撮影してしまいがちですが、 これは実は重大な問題につながりかねない行為です。

皆さんも記念撮影などでフラッシュを焚かれて 目がチカチカしてしばらく周囲がよく見えなくなったことがあるでしょう。 鉄道写真でフラッシュを焚いてしまうと 運転手が目をやられてしまい周囲が見えなくなった場合、 信号の見落としなどをしてしまい大きな事故にもつながりかねません。 また記念撮影などは前もってフラッシュが焚かれるという心構えができますが 夜間の列車走行中などでは運転手は前もって知ることも出来ません。 もちろん昼間であろうがフラッシュ撮影はタブーですが 車両をよい形で取るのであれば昼間に撮影するのがベストです。 万が一夜間でなければ撮影できないという場合は 特にオートフラッシュ機能などに十分気をつけて安全確認の上撮影を行いましょう。

では運転手のいない車両などへ向かってのフラッシュ撮影はよいのかというと、 これも好ましくないと思われます。 相手は真剣に仕事にはげんでいる方々です 一瞬一瞬に神経を尖らせて仕事に励んでいる方々の職場で 気の散るような行為は慎みましょう。

鉄道運営業の側からしてみれば命のかかっている危険な仕事であって こちらはあくまで趣味の範囲で楽しませて頂いているわけです。 現在は撮影が特に禁止されているわけではなく、 まだ趣味として十分に楽しめる余地を提供して下さっているわけですから その親切にあぐらをかくような行為はなるだけ慎んで楽しい趣味にしたいものです。

その他書いておきたい心構え

こういう心構えをまとめたページがあまり存在していないので 自分の思う心構えを簡単にまとめてみたいと思います。 マジメに撮影されておられる方々には釈迦に説教かもしれませんが 大らかな心で見てくださいませ…

駅での撮影では「黄色い線の内側へ…」を聞こう

自動放送が聞こえていないのでしょうか、 おもいっきり外側に行って撮影なされている方もおらっしゃいました。 万が一出なければならない場合は安全確認を十分にしてから行きましょう。

中にはホーム脇の金網や鉄道敷地のフェンスをこじ開けてまで 撮影しようとしておられる方も見たことがあります。 これはもう問題外です。同士として恥ずかしいことこの上ありません…

とにかく相手はミニチュア模型ではありません。 どこで撮影するにせよ安全確認はおこたってはなりません。

混雑時は…

混雑した駅などで立ち止まっていたりすると 急ぎの他のお客さんに非常に迷惑がかかります。 誰でも知らない人の写真に自分が写るのはあまり嬉しくないでしょうから 駅に停車中の電車を撮影の際も人が少なくなってから、 できればいなくなってから撮影をするようにしましょう。

もう時間がねえ!あっあの車両だぁ!うぉおおおお!

18きっぷによる撮影旅行などで起こりうる事態ですね。 駅構内でムリに走ると他のお客に迷惑がかかります。 ホームなどでは走るとぶつかった人はおろか 自分も線路に転落する恐れがあり、大変キケンです。 時間がないのはあなたのプランにムリがあるからです。 素直に諦めるのも立派な判断です。

運動について

ここに来て少々生意気ではありますが、 このフラッシュ撮影抑止運動に賛成していただけるのであれば http://rst.s41.xrea.com/flash/ までフラッシュ撮影抑止運動の旨のリンクを張っていただければ幸いです。

多くの鉄道写真愛好者にフラッシュ撮影の危険さについて考えていただけることを 心より願っております。 心無い一部の人々によって鉄道撮影の禁止なんて最悪の事態だけはおこらないように…

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